口角炎
口角(唇の端)によく炎症を起こすと胃が悪いと思っている方が多くいますが、ほとんどの場合かみ合わせが悪い事が原因になっています。単純性ヘルペスにより口唇に炎症が出現しますが、その場合は口角に限局しません。
歯の磨耗や欠損(損失)から上下の歯の間隔が短くなると、口の周りの皮膚が余り口唇の形が変わります。口唇はへの字なって行き、口角に皺ができます。皺に毛細管現象で唾液が滲みこみ、本来は口唇でない皮膚に常に唾液が付いてしまい、特に冬の空気が乾燥している状況で乾燥と湿潤の繰り返しによって小さいひび割れから炎症に発展してしまいます。
加齢と共に特にお口元の皺や口角炎が気になるようでしたら、中の歯の異常が原因になっている可能性が高いと思います。適切な歯科治療によってお口元の皺が減り、若返りが可能ですし、いやな口角炎から逃れられますので、歯科医に相談してみることをお勧めします。