はえ際(きわ)と亀
歯は生え際(ぎわ)が問題で歯周疾患になっていきます。なんでも「際(きわ)」の掃除は難しいもので、綺麗にするのに手間がかかります。
歯磨きをしない方はいないのに、多くの方が歯周疾患で歯を無くしてしまっているのは見えずらい「際(きわ)」のお手入れだからです。手入れの仕方にプロ認識と一般の方の認識に大きな違いがあり、特にお口の中は個人差が大きく、「実行している」と「できている」に大きな違いが生じています。さらに喫煙による歯周疾患への悪影響や全身疾患との係わりもありますので、よけいに複雑な事となっています。
ですから専門家(歯科医師、歯科衛生士)による個人指導が大切で、その指導にはとても手間と時間がかかります。ウサギと亀のお話が有りますが、歯磨き指導は「亀の心境」で受けていただきたいと思っています。最初は面倒だと思いますが、昔話のように最後にははコツコツ続けた方が歯周疾患を克服していますよ!
投稿日:2006年10月16日 カテゴリー:症例紹介