喫煙指導
煙喫は人体に様々な悪影響を及ぼす事は周知の事実ですが、歯周疾患もその悪影響を受ける事を認識している方は少ないようです。歯周疾患は喫煙の影響を強く受けるので、喫煙指導は歯周疾患の治療には欠かすことの出来ない重要な項目となります。歯ブラシを頑張ってプラークコントロールが成されたとしても喫煙のコントロールが出来なければ歯周疾患の改善を望むことは出来ないと思います。
喫煙をやめる事はとても難しいようで、多くの方が幾度も挑戦しては挫折しているのを耳にします。命が係ってもなかなか止める事が出来ない方が多くいらしゃるので、歯周疾患のために止めるのはもっと難しいと思います。禁煙はストレスとの戦いになるのでしょう!
しかし歯周疾患の場合は禁煙ではなく、喫煙のコントロールを行うことになりますので、一気に喫煙を止めるのではなく、本数を減らすことから考えて頂きます。禁煙するのがいいとは思いますが、止めたことによるストレスが歯周疾患に悪影響を及ぼしますし、ストレスにより歯軋りが増強してしまいます。その辺のバランスがとても重要になりますので、禁煙ではなく喫煙指導という事になるのです。無理な禁煙はかえってマイナスになることもありますので専門家のアドバイスを受けながら行うといいと思いますよ!
投稿日:2007年2月17日 カテゴリー:ブログ