うつ伏せ寝
数年前から、乳幼児突然死症候群の問題から乳幼児をうつ伏せの状態で寝せるのは良くないと指導されるようになりました。
歯科の領域からも噛み合わせの問題や顔の変形の問題からやはりうつ伏せ寝は止めるように指導しています。
うつ伏せで寝ていると頭の重みが顎にかかりますが、人間はうつ伏せに寝るとき呼吸ができるよう頭を左右どちらかに向けて寝ます。左右を入れ替え同じ時間であればいいのですが、ほとんどの場合どちらか一方に偏ることが多くなります。乳幼児のように骨がまだ柔らかい状態で偏った方向から頭の重みが顎に掛かると、下顎の変形や顎の関節にズレが生じてしまいます。いったん変形してしまうと噛むときの癖が偏り、更に変形が大きくなってしまいそのまま成長が終了してしまうと、左右が非対称な顔になってしまいます。
2次成長が始まる前に対策を取れば多少改善が可能ですが限界が有りますので、この問題も予防する事が一番ではないでしょうか?
どうも人間はもともと仰向けになって寝るような構造になっているようなので、健康のためには成人してからも仰向けで寝るようにした方がいいようですね!
投稿日:2007年3月19日 カテゴリー:ブログ