ペット
犬をペットとして飼われている方が増えていますが、その犬が私ども人間と同様に歯周疾患(歯槽膿漏)になって歯が抜けてしまう事をご存知の方は多いかと思います。文明の発達により便利で食べやすい食生活の裏に、このような病気が潜んでいますのでペットも人間同様の現代病になるようです。
動物病院等で犬の歯石の除去をしてくれるようですが、当然健康保険など利きませんし全身麻酔を掛けて行う必要が有りますので、私ども人間の歯石除去に比べてかなり高額な処置のようです。
ペットとして飼われている犬は人間同様に少し寿命が延びているようですが、それでもせいぜい10数年の生涯です。ですから定期的にドクターに歯石除去をしてもらう事で、犬の歯の寿命を少し伸ばす事ができ、10数年の寿命において歯石をただ取り除いてもらう事でも効果が有ります。
それに対して私ども人間の寿命は犬の数倍ですので、歯科医院に定期的に通って歯石を取ってもらうだけでは、長い人生を健康で健やかに過ごすには不十分なのです。要するに、毎日の手入れがとても大切になります。ですから歯の寿命を延ばしたかったら、歯の手入れの仕方(特に生え際)を丁寧に教えてもらい、それを実践しできれば歯石が溜まらない様にするが、歯石をただ取り除くことより大切だと思います。