厚生労働省
社保庁問題にコムスン問題どちらも関係省庁は厚生労働省です。医療現場に従事している私どもにとっては非常に関係が深い省庁です。
しかし、ミドリ十字の血液製剤からHIVに感染した問題、C型肝炎の感染問題の対応からどうも不信感を抱いています。この2つの事例を見ている限り、本当に国民の健康を大切にしようと考えていたとは思えませんし、今の状況を見ているといまだに体質がまったく変わっていないようです。
日本の医療、介護の現場で働いている人のほとんどは自身の身を削るおもいで危険やプレッシャーに立ち向かって仕事をしています。お金の問題は資本主義の中で大切な問題ですが、お金儲けありきではなく、皆さんの健康ありきが先、との思いが現在の日本の医療、介護を支えています。
ここ数年の厚生労働省の問題を見て、天下りや利権がらみの「お金」のにおいがプンプンしてなりません。コムスン問題も全てコムスンに責任を押し付け、厚生労働省は責任を果たしたかのような対応です。もっと早く対応すべきで、本当に介護現場で頑張って働いている方や介護サービスを必要としている方の事を考えているのでしょうか?
政治家と官僚に現場の声が届いていない現在の状況がこのまま続くと医療、介護のシステムが崩壊しかねないことが心配です。事実、一部の地方ではすでに小児医療や産婦人科の問題が発生してます。自民党とか民主党とか、どちらとか言っている状況ではないと思いますが?