ハトシェプスト女王
エジプト考古学庁によると2007年6月、1903年に王家の谷のKV60と呼ばれる小さな墓で発見されていた身元不明のミイラをハトシェプスト女王と断定したとの発表がありました。これは、ハトシェプストの名が刻まれた木箱(別の場所で1881年に発掘)に入っていた臼歯とミイラの抜歯あとをCTスキャンしたところぴったりと一致したことで判明したそうです。
なんと3000年近く前の身元判明が歯型により判明したことに驚きました。と同時に歯型による身元判明の重要性が強く認識されることになるでしょう。
更に驚いたことに、ハトシャプスト女王は虫歯と糖尿病に罹っていたとのことだそうです。紀元前1500年頃に贅沢病または現代病といわれている糖尿病や虫歯があったことにエジプト文明の凄さをあらためて感じました。
ちなみに私事ですが、この夏休みに長男が早稲田大学のエジプト研究チームの一員としてプロジェクトに参加しているので、帰国してから色々と話を聞いてみようと思います。
ギザのピィラミッドの前で取った写真を長男がメールしてきました。
投稿日:2007年8月27日 カテゴリー:ブログ