全員一律救済
政治決断でC型肝炎患者を一律全員救済する方向になりました。当事者や関係者の皆さんにとっては本当に今までのご苦労を思いますと喜ばしいことと存じます。
私が歯科医師になったばかりからC型肝炎(当時は非A非B型肝炎)と言われていましたが、新米の一歯科医師でも少しは情報が入っていましたので、当時輸血や血液製剤に対して注意した方が良いと感じていました。
昭和63年に私の弟が医師となりその数年後にC型肝炎についての講習会を私どもの診療所でお願いした事を良く覚えています。たまたま弟がC型肝炎を少し専門的に勉強していたことからC型肝炎に感染してしまった方々の紹介を弟から依頼されたことで比較的多くのC型肝炎に感染してキャリアとなった方や既に発症した方々の歯科診療をしていました。
早期にC型肝炎に対する対応をしていた方々は今も皆さん私どもの診療所の予防歯科に定期的にいらして元気にしていますが、当時一般の方々はC型肝炎の存在すら知らない状況でしたのでキャリアであっても本人は関知していない方がとても多くいたと思います。もっと早く情報を出していたらインターフェロンを使用して発症を押さえられた方々がいたのではないか?本当に不信感を持ってしまいます!
官僚は責任を取らなくていいのでしょうか?今後このような悲惨な事が起こらないようにするには、ある程度の責任を取ってもらう法律が必要ではと考えますが皆さんはどうお考えですか?
投稿日:2007年12月25日 カテゴリー:ブログ