人工骨頭
高齢者が転倒等による大腿骨骨頭部の骨折をしてしまうと、寝たきりになってしまうので早期に自立歩行できるように、人工の金属でできた大腿骨骨頭を挿入する手術が多く行われていますが、その手術の成功率に歯周疾患が関与しているそうです。
口腔内に感染を引き起こす要素があると、人工骨頭の金属と骨との定着が悪いそうで、病院によっては人工骨頭置換術を行う前に口腔内の検査をして、歯周病等の問題がある場合、人工骨頭置換術前に抜歯当の処置を先に行い口腔内からの感染が起こらない状態にしてから整形外科手術を行う方針を採っているそうです。
たかが歯周病と考えていると、思いもよらぬ問題が起こる事が多くある事が最近になって判ってきています。痛みがない病気なので多くの方が見逃していますし、その歯周病の為に健康を知らないうちに害しているようです。
心筋梗塞やバージャー氏病など歯周病と関係が証明されてきていますし、ましては抵抗力が低下しているような状況の方においては歯周病が病気の転機を左右する事に大きく関係するので「転ばぬ先の杖」、備えが大切です!
いつ病気や事故に遭遇するか解かりませんので、常に口腔内は健康な状態にしておく事をお勧めします!
投稿日:2008年1月28日 カテゴリー:ブログ