後期高齢者
今年4月より国民総医療費の適正化と称していますが、いわゆる医療費抑制の為に75歳以上の方々(一部の65歳以上の方々も対象)には新たに後期高齢者医療制度が始まります。
先日の国会の予算委員会で、質問を受けていた閣僚の方々がこの後期高齢者医療制度の事をあまり良くご存じない様子でした。健康保険制度は年々複雑になり、一国の閣僚ですら制度施行2ヶ月前にもかかわらず、その制度についてよく判らない状況になっていることに驚きました。
医療者として患者様から質問されても正確にお答えできるよう勉強しようと思ってもまだ詳細について決定していないようですし、情報がありません。あまりにも準備が遅すぎると思います。
病気は待ってくれません、現場で一生懸命患者様の為に働いている医療従事者の善意も限界があります。政府、官僚の方々は机上にて制度を作っていますが、現場(患者様や医療従事者)の声をもう少し聞く必要が有るのではないでしょうか?
病気は、「現場で起こっているのです」!