予防歯科第2ステージ
最近では、どこの歯科医院も“予防、予防”と予防歯科の大切さを唱えており、それに伴い衛生士の活躍の場も増えてきました。今や、予防歯科なしでは歯科医院の存続は難しいほどです。
しかし私は( 当医院は )、20年も前から予防の重要性を訴え、実践してきました。[E:sign03]
あの頃は本当に大変でした[E:bearing]。予防歯科の大切さをなかなかわかってもらえず、患者様に軽くあしらわれることもしばしば。“いつかきっとわかってもらえる日が来る・・・” と信じて今日まで頑張ってきました[E:happy01]
そんな中、私の話を真剣に受け止めて下さった患者様がたがいました。その方達は、今日ではもう20年来のお付き合いをさせて頂いていることになり、衛生士として、とても幸せを感じています。あの頃40代だった方は今は60代[E:sign01]そして8020を達成された方もいらっしゃいます。大変に喜ばしい事ですが、ここ数年少し気がかりな事があります[E:sign02]
予防歯科を始めた頃は“とにかく歯を残そう!削らないのが1番!”と思っていました。しかし長年同じ患者様をずーっと見続けていると様々な変化に気づきます[E:eye]
長い間にはやはり、歯が磨耗したり、亀裂や破折・・・など、トラブルのおきてくる時期があります。またお口全体のバランスの崩れなどから、歯周病が再発したり、顎の関節に症状が出たり・・・
予防歯科の第2ステージとしてこの時期をうまく乗りきる事が大切だと最近特に思います
バランスのとれた咬み合わせの為には、やむおえず歯を削ってかぶせる事もあります。若い頃は1本1本の歯を大切にする事は言うまでもありません。が、数十年経ってくると“ 木を見て森を見ず ”では済まされない事もあるのです[E:clover][E:clover][E:clover]
森を見るがごとくお口全体のバランスも考える時期をドクターと共に考え、患者様にご提案し、第3ステージをトラブルの少ないお口の状態に導く事が予防歯科を担う衛生士として大切な事だと思います。
お口の中をクリーニングする事だけが衛生士の仕事ではないと思う今日この頃です
DH/Y.O
投稿日:2008年6月14日 カテゴリー:予防歯科