池袋の歯医者 宮田歯科池袋診療所

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神経が死んでしまったまま放置してしまったら・・・(治療編①)

池袋診療所の小勝です。

前回に引き続き、「神経が死んでしまった歯の将来」についてですが、今回はどのような治療を行なうかについてのお話です。

前回の症例ですが、あのような状態を治療するのは、治療をするのは大変困難です。
では、治療しないとどうなるのでしょうか・・・

①歯を支える骨が全て溶けると、歯はグラグラ揺れ、最終的には抜けてしまいます。
にまで広がった細菌は、増殖を止めないので、膿の袋(細菌や、細菌の死骸の塊)は、隣りの歯をも巻き込みながら増殖を続け、最終的には、隣りの歯も駄目にしてしまいます。
③歯を支える骨は、歯だけではなく、鼻や副鼻腔といった器官にもつながっているため、そこに悪影響を及ぼします。
④近年、お口の中の細菌は、心筋梗塞脳梗塞糖尿病といった、内科的な病気と密接に係わっている事がわかっていますので、放置する事で、それらのリスクを大いに高めます。

そのため一刻も早く治療しなければならないのです。

その治療はただ一つ細菌外に排出する事です。それには、通常、以下の治療法があります。

根の治療=>歯の上から穴を開け、そこから細菌を出す(根の治療の項へ)

抜歯=>根の治療では、完治が期待できない場合は、隣りの歯を守るため、止むを得ず歯を抜くケースがあります。

前回の症例では、既に、隣りの歯も巻き込んでおり、病巣の大きさから治療の効果は期待できないため、抜歯をおすすめしましたが、駄目もとで治療して欲しいと依頼され、①の根の治療を行ったケースになります。

実際の治療は、治療編②に続きます!

 

関連ブログ→ 2010.11.16 『 神経が死んでしまったまま放置してしまったら・・・(考察編) 』

関連ブログ→ 2010.11.20 『 神経が死んでしまったまま放置してしまったら・・・(治療編②) 』

投稿日:2010年11月19日  カテゴリー:症例紹介

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