癌治療と積極的歯科治療
弘進会 宮田歯科池袋診療所 院長 小澤です。
昨日に続き、がん治療と歯科の関係について私の拝見した多くの患者さまの経験からお話ししたいと思います。
積極的歯科治療をお受けになった患者さまの中に何人かの方が「がん」を患い闘病した方がいらしゃいます。
その方々が元気になられ、予防歯科の定期検診に来院された時にあらためてすごく感謝されます。
その理由は、がん治療に際し手術や抗がん治療などの大変つらい時期にしっかりと食べれた事で治療を乗り越える事が出来ました。
みなさん一様に同じコメントです。同じような病状の方と一緒に入院していて「お口」のトラブルに悩まされている方が多くいる中、全く問題なく治療に専念できたお陰は積極的歯科治療をしてあったお陰と言っていただけます。患者さまからのそのようなお言葉は大変うれしく思い、歯科医師として本当に嬉しく思います。
「がん」を宣告された時のストレスは幾ばくのものか想像を絶します。そのストレスは「歯ぎしり」を助長するでしょうしすぐに不安から逃れられず長く続く「ストレス」となり、「歯」にとって大変過酷な状況となってしまいます。その状況下において積極的歯科治療は問題発生を予防し快適な食生活を支えてくれる事ができます。結果、ご本人の免疫力や体力をいい状況に維持することで病気に打ち勝ってきたのではないでしょうか?
病気予防は予防歯科から、病気克服は積極的歯科治療からと、最近多くの患者さまから教えて頂けております。
患者さまの元気で長生き楽しい人生をしっかりと支えていけるよう歯科医師としてサポートして行くために、私自身もそろそろ積極的歯科治療を受けようかな、なんてそろそろ思い始めております。
投稿日:2010年12月1日 カテゴリー:ブログ, 症例紹介