がん予防のための生活習慣と歯科治療の関係
弘進会 宮田歯科池袋診療所 院長 小澤です。
本日は、がん予防と歯科医療の関係について考えてみたいと思います。
以下12項目は国立がんセンターがん対策情報センターが公開している、がん予防の指標です。
1、バランスのとれた栄養をとる。
2、毎日、変化のある食生活をする。
3、食べすぎをさけ、脂肪はひかえめにする。
4、お酒はほどほどにする。
5、たばこを吸わないようにする。
6、食べ物から適量のビタミンを繊維質のものを多くとる。
7、塩辛い物は少なめにあまり熱い物は冷ましてからとる。
8、焦げた部分はさける。
9、かびの生えたものに注意する。
10、日光に当たり過ぎない。
11、適度にスポーツをする。
12、体を清潔にする。
以上12項目です。 国立がんセンターがん対策情報センターHPに紹介されています。
1、2,3,4,6,7,8,9,12番はお口に関係する項目ですね!
1番の項目ですが、たとえバランスのとれた栄養を食べても、しっかりと噛みつぶし唾液と混ぜる事が消化の第一歩です。歯や噛み合わせがきちんとしていなければ、食べても十分な栄養素は吸収せず腸を通過してしまい体に有効な成分として役立ちません。
2番の項目ですが、硬い物や、歯ごたえのある物など食べられる状況でない人は、食べるものに偏りが生じます。
6番の項目ですが、この項目についても1番の項目と同様にしっかりと咀嚼して有効となると思います。
12番の項目ですが、お口の中を清潔にする事は口腔内のがんや消化器官のがん予防にとても大切ではないでしょうか。
5番の項目については、間接的ですが喫煙は歯周疾患に対して最大のリスクファクターです。
どうでしょか?お口の健康はがん予防に繋がるポイントが多く有るように感じませんか?
特に高齢になればなるほどリスクが高まりますので、噛み合わせがしっかりしている方とそうでない方の差は、大きくなるのではないでしょうか? 少しでも早目の対応が良い経過を作ると思います。
予防歯科、積極的歯科治療からを20年以上前から行っていて良かったと思っています。それは、実際に私どもの治療方針を御理解いただいき、早めの治療を行ない、治療後に予防歯科で管理をしている多くの患者さまから、感謝のお言葉を頂く事が多くなりました。
元気で長生きは予防歯科、積極的歯科治療からの考えが、より多くの方に御理解していただけるよう、来院される患者さまにお話させていただき、少しおせっかいをしていこうと思っております。
投稿日:2010年12月3日 カテゴリー:ブログ