PPKとNNK
弘進会 宮田歯科池袋診療所 院長小澤です。
PPK(ピンピンコロリ)に対してNNK(ネンネンコロリ)となるそうです。
多摩市から発行されているパンフレットの中に紹介されている表です。
2005年の多摩市の平均寿命は男性80.3歳、女性86.5歳で、東京都の中で一番長が生きな町だそうです。
豊島区保健福祉審議会に歯科医師会代表として出席しておりますが、審議会メンバーの首都大学東京大学院教授の星 旦二先生と多摩市の協定で実施した結果から多摩市の健康長寿の秘訣が、このパンフレットに紹介されています。(詳細については後日紹介します)
このPPKの実現に歯科医師は大きく貢献する重要な仕事であると感じています。
星先生から歯科医師が社会でもっと貢献しなくてはこれからの日本の医療、福祉は大変な事になるとはっぱをかけられており、何とか少しでも早めに歯科医療を受診して頂けないかと、豊島区歯科医師会では歯周疾患検診を行っております。
しかし、残念なことに受診率は1割に満たない状況で、9割近くに方々は痛くないから大丈夫と思われているのでしょうか?受診して頂けない状況となっています。
さらに、実際に歯周疾患検診を受診された方々に、歯周疾患に既に罹患して問題がある事を指摘しても治療に通われた方々は半数にも満たないのが実態です。
大変残念なことですが、歯科疾患は痛みが無いと問題なし、と間違った認識が一般論となっているようです。
PPKをお望みなら、痛みを判断基準にせず、信頼できる歯科医院に早期に見たもらい適切な対応を受ける事をお勧めいたします。
当院では30年近く前から、予防歯科に取り組んでおり、患者さまの声に御紹介させていただいている患者さまは、そのPPKを実践していただけています。
私も人生の先輩として予防歯科に通われている方々のように元気で生き生きとしていきたいと思っております。
投稿日:2010年12月22日 カテゴリー:ブログ