歯周疾患検診２

弘進会　宮田歯科池袋診療所　院長小澤です。

公益社団法人　東京都豊島区歯科医師会では来年度歯周疾患検診の実施年齢の拡大を豊島区にお願いしております。従来の４０、５０、６０、７０歳に加えて７５、８０歳の方々にも歯周疾患検診を受けられるように要望をしております。

なぜ、７５歳と８０歳を加えるかと申しますと、前々回に申しましたが８０２０を達成している方が３９％を超える方々が達成していますが、その方々の健康を守るためには、２０本以上の歯が存在しているだけでは不十分で、歯周疾患を始め健康な状況で歯が存在している事が重要になります。また、前回にも紹介いたしましたように８０歳を超えると様々な病魔に侵される可能性が高く、病気の状況によりますが、歯の本数が多いために、一端病魔に襲われた場合かえって歯科的なリスクが高くなってしまう心配が有ります。検診を受け早期に対応しておけば病気の予防も期待できますし、万が一の時も歯で困ってしまう確率を下げる事ができますので７５歳、８０歳の歯周疾患検診は特に重要です。

結果として長期的な分析を行えば、国民の総医療費も下げる事になると思いますので、今後歯周疾患検診をさらに拡大して実施できるようにしていきたいと考えています。

来年度、歯周疾患検診のご案内が届いた方は是非とも検診をお受けすることをお勧めいたします。

宮田歯科池袋診療所では歯科ドックを実施しています。いつでもご相談に乗りますのでご連絡お待ちしております。

投稿日：2011年1月24日  カテゴリー：ブログ, 症例紹介