歯科技工士会の新年会
弘進会 宮田歯科池袋診療所 院長小澤です。
先週土曜日、今年の公務での最後の新年会でしたが、歯科技工士会の新年会に出席してまいりました。
現在の歯科においてほとんどの歯医者は歯科技工を自分ではほとんどせず、歯科技工士さんに依頼して患者さまの被せ物や、入れ歯などを作成して貰っています。歯医者は患者さまの型を取るまでを施工しますが、取った型を歯科技工士さんが全てハンドメイドで作成してくれます。
「MADE IN JAPAN」は今では世界の高品質の証として認識されていますが、さらに「HAND MADE」は高級品の証と認識されていると思います。歯科技工士さんはまさしく高品質、高級な品物を作成してくれています。歯医者にとって歯科技工士さんは、効率的な歯科治療を支える欠かせない存在で、特に日本人は器用なので日本の歯科技工士さんは世界一だと思っています。改めて、歯医者として歯科技工士の方々に感謝しなければいけないと思っています。その思いから、歯科技工士会の新年会は歯科医師会長として参加してまいりました。
そんな中、最近特に心配な事が有りますが、中国からの歯科技工物の流入です。日本から歯医者が取った歯型を輸出し、中国で技工物を作成し日本に玩具、宝飾品として輸入しているようです。さらに問題なのが、中国では日本のような歯科技工士法が整備されていませんので、しっかりと歯科技工の教育を受けていない方々が歯科技工を行っているようです。その上、被せ物などの金属についても、日本の基準を満たしていない粗悪品を使用しているようです。
歯医者として私は中国からの輸入歯科技工物は絶対阻止すべきであると思います。この点については歯科技工士会の方々と共通の認識である事が確認でき安心しました。
「MADE IN JAPAN] 「HAND MADE] がそろっている日本の歯科技工は法律で守っていかなくてはならないと思いますが、歯医者としても中国産歯科技工物を一切使用しない事も重要ではないかと思っています。
投稿日:2011年1月31日 カテゴリー:ブログ