歯医者と認知症予防2
弘進会 宮田歯科池袋診療所 院長小澤です。
人間は食べるときに、その食品の様々な情報を一瞬のうちに認識して食べ方や力加減などを調節し、食感や味を楽しみながら食道に送り、さらには喉ごしを感じさらに、色合いや匂いも判断し食事を楽しんでいます。毎日の食事でいちいち考えなくてもほっぺたや舌を噛まずに、上手く食べる事ができるのは、高度な反射のなせる技でその反射は脳と延髄がつかさどっています。
お口と脳は近くにあるという事もありますが、大変親密な関係にあるのです。ですから、お口の感覚や、食べる楽しみが削がれると、脳に変な影響が出ても不思議ではありません。また、食事は私ども人間の生活において栄養を取るだけでなく、ストレスの発散やコミュニケーションにとても重要な役割を担っています。
ですから、お口のトラブルは脳のトラブルに陥ってしまう事に繋がるようです。死ぬまで、食事は好きなものが当たり前にしておいた方がいいに決まっています。食事のメニューを見て食べれるかな?なんて考える事が脳に負担をかけ、これが長きにわたれば脳に破たんが訪れる可能性は高くなります。
余計な事を考えずに好きなものを食べる事ができ、その状況を死ぬまで確保できれば幸せな人生になるはずです、そんな事をしっかりと考えてくれる歯医者とお付き合い出来ている方は認知症になりにくいと思いますが、、、、