花粉症と歯科
弘進会 宮田歯科池袋診療所 院長小澤です。
また、今年もスギ花粉の時期となり、特に今年は昨年の猛暑のせいで花粉の量が特に多いそうで花粉症の方々にとってとても辛い時期となってしまいそうですね!
歯科と花粉症はとても厄介な関係です。
花粉症で鼻づまりとなれば呼吸をどうしても口から行わなくてはならづ、結果としてお口の中が乾燥しやすくなり,唾液の抗菌効果が下がりいろいろな問題が発生しやすく成ります。花づまり対策として薬を使用すると、薬の副作用で唾液の量が減りこれまた口腔内は乾燥しやすくなってしまいます。抗アレルギー剤にも口腔内の乾燥を引き起こす副作用が有るようで、これまた問題が生じてしまいます。さらにアレルギーによる様々な症状でストレスを感じそれによって夜間の喰いしばりが増強して、歯のトラブルが生じやすくなってしまいます。先日もご紹介しましたが、鼻づまりが強くなると副鼻空にも問題が生じやすくなりますので、そこから歯の痛みなどが出る事もあります。以上のように問題が起こりやすい状況がたくさんありますので、花粉症の方々にっとてこの時期は本当に大変な事と思います。
歯医者としてアドバイスができるとしたら、花粉が飛び始める前にしっかりとお口のチェックを行っておきこの時期をひたすら乗り越え、花粉がおさまってから再度チェックする事と、花粉症の症状が有る時期のお口のお手入れを入念に行うようにする事ぐらいです。また、歯に関する症状が出てしっまた場合は、冷静に花粉症により問題が発生しているか、歯そのものからの問題かをしっかりと診断する必要が有りますので、安心して相談できるかかりつけの歯医者を見つける事をお勧めいたします。
投稿日:2011年2月22日 カテゴリー:ブログ