セーフコミュニティーにおける歯医者の関わり2
弘進会 宮田歯科池袋診療所 院長小澤です。
6月11日土曜日午後12時30分から第5回豊島区セーフコミュニティー推進協議会に豊島区歯科医師会の代表として出席してきました。前回のお話の続きとなりますが、WHOセーフコミュニティー認証センターの3人から、豊島区の取り組みに対しての好評と改善点などについて報告が有りました。来年の正式認証を受けれるためにおおむね好結果であったのではないでしょうか。
会議に引き続き、「としま安全・安心フェスタ2011」が開会され、国立長寿医療研究センター所長 鈴木 隆雄氏の基調講演が有りました。演題は「長寿社会における安心・安全の処方箋」です。
講演の中で、人間は70歳を過ぎると急速に筋肉が減少し始め転倒などの事故に遭遇する確率が大きくなるそうです。その予防策はやはり栄養になるそうですがたんぱく質とビタミンDが重要になるとの事です。しかし、一部のタンパク質やビタミンを選択的にとってもその他の栄養のバランスが崩れていては、意味が無いのではと感じました。
やはり、しっかりと噛んで味わい楽しく食事をして、さらに不足がちな栄養素を補う事でリスクを回避できるのではないでしょうか?講演を聞いて、歯科の重要性を改めて確認しました。
セーフコミュニティーにおいて歯医者の関わりは重要である事がここでも確認出来ましたが、歯科医師会長として今回の事は大きな課題を頂いたように思いました。既に様々な分野の研究でこのようにエビデンスが出ていますので、私ども歯科医師の持っているエビデンスとコラボレーションすれば、安心・安全な暮らしを確立出来ると思います。この会を通じて、参加していました多くの学識者と交流のチャンスを得る事が出来ましたので、この機会を生かして歯科の役割を広めていきたいと思います。
投稿日:2011年6月13日 カテゴリー:ブログ, 予防歯科, 症例紹介