３歳児歯科検診

弘進会　宮田歯科池袋診療所　院長小澤です。

本日１時から豊島区保健所にて３歳児の歯科検診に行ってきました。

本日は４１名が歯科検診を受けに来ていましたが、２名の歯科医師で行いますので、私は２１名の検診を行いました。

私が担当した児童には誰一人虫歯は無く、ここ数年感じる事ですが、乳歯における虫歯予防はほぼ達成された感じを強く受けました。

一部の方外傷により治療が必要なケースが有りましたが、いわゆるカリエスにより治療を必要としているケースは本当に少なくなっています。歯医者としては本当に嬉しいかぎりです。しかし、虫歯は減少しましたが、噛み合わせなどの問題が有りますので仕事は無くなりません。乳歯列から歯列不正が有る児童が多くなっているように感じ、歯医者の役割が変化したように感じます。痛みを伴った虫歯の治療はかなり減少しましたが、噛み合わせなどの問題や歯周疾患に問題が移ってきて、痛みと中心とした歯科治療から、快適な人生を送るための歯科治療にシフトしたのでは無いでしょうか？

今後医療技術の進歩や薬のお陰で、益々平均寿命が延びる可能性が高くなる事が予想されますので、長期的に快適な人生を送るためには、信頼できるかかりつけの歯科医院を確保する事が重要になるのではと思います。

神様は乳歯と永久歯を私ども人間に授けてくれましたが、神様の想定より人生が長くなってしまっているようなので、労わりながら大切にしていかないと晩年にしわ寄せがくるようです。いつ亡くなるかは誰にもわかりませんが、万が一長生きしても人生最後まで好きなものを食べれるような人生をお望みでしたらご相談ください。健康で特に自覚症状が無いうちに受診する事が効果的ですので、少しでも早めに信頼できる歯科医院見つける事をお勧めいたします。

投稿日：2011年6月14日  カテゴリー：ブログ, 症例紹介