予充填塞とフッ素洗口で虫歯予防
宮田歯科 予防歯科担当の小川です
予防填塞(よぼうてんそく)、またの名をシーラントといいますが、聞きなれない言葉ですね。これは奥歯のかみ合わせの面にある”溝”を虫歯になる前に、専用のセメントで埋めてしまう処置の事です。溝は、プラークがたまりやすく、取れにくい!なので虫歯になりやすいのです。まして、はえたばかりの歯はなおさらです。
現在中学3年生のKさん。3歳から予防歯科に通われ早12年。Kさんは乳歯の頃から虫歯のリスクの高いお子様でしたので、永久歯がはえたら、奥歯の溝を早々に埋めてしまいました。それが功を奏して、ずっと虫歯がゼロでした。
一度だけ検診と検診の合間に一部セメントがとれてしまい、そこが極、小さな虫歯になってしまいました・・・。残念です・・・。
しかしそれ以来は1本も虫歯は発生していません。夜はフッ素の入った液で洗口していただいています。フッ素がよく効くのは、はえたばかりの歯ですから、永久歯がはえ続ける6才~12才はまさにフッ素適齢期です。
もちろんブラッシングと規則正しい食生活は言うまでもありませんが・・・。
受験勉強中に虫歯の増える場合がありますので、Kさん!気をつけて下さいね。そして合格をお祈りしています!
投稿日:2011年12月10日 カテゴリー:症例紹介