当院予防歯科に20年以上通われているかたの残存歯数を調べてみました
宮田歯科池袋診療所 予防歯科担当の小川です。
当院の患者様と、日本、予防歯科先進国スウェーデン、アメリカの70代~80代の残存歯数についてしらべてみました。
当院予防歯科の75歳~80歳未満 —— 21・4本
80歳以上 —— 22・9本
日本の75歳以上 —————-―—- 13本(2011年歯科疾患実態調査)
スウェーデンの75歳 _________ 19・5本 (サンスター調べ)
アメリカの85歳 ___________ 15・8本 (サンスター調べ)
結果は・・・・・スウェーデンやアメリカの70代~80代の方に比べ、当院予防歯科にいらしている方々の方が、残存歯が多いという事がわかりました!
特に80歳以上の方が、平均して23本も残っているという事に、メンテナンスを長く続けることの意義が表れていると思います。
現に、メンテナンスの中断は、歯の喪失リスクを4・57倍上げるという報告も出ています。
歯のメンテナンスは保険ではできません。まして、30分程度の時間では、私達の考える、満足のいくメンテナンスはできません。
自費診療ではありますが、数か月に一回、8500円程です。これを高いと思われるか、自己投資と思われるか、個人の価値観は様々です。
自費を払ってでもメンテナンスを受けて、生涯歯を大切にしたいという方が、ますます増えていくことを、私は歯科衛生士として望んでいます。
次回は、メンテナンスの受診率について調べてみようと思います。
投稿日:2016年8月19日 カテゴリー:予防歯科