鼻唇溝( ほうれい線 )と口角のしわ
弘進会 宮田歯科池袋診療所 院長小澤です。
加齢と共に鼻唇溝( ほうれい線 )と口角のしわが気になってくる女性は多いかと思いますが、美容整形外科医院の門をたたく前に是非とも当医院の咬合診断(噛み合わせのチェック)をお受けすることをお勧めいたします。
ご説明すると、お口の周りの形態を主に司っているのは口輪筋でこの口輪筋は骨に付いておらず筋肉の繊維が寄り合って構成されています。
してがって噛み合わせにより左右不均等な動きを数年継続すると筋肉の歪みが生じて結果として鼻唇溝の左右差を生じます。
口角のしわは歯の咬耗や欠損により噛み合わせが低くなり口唇の形態が「へ」の字型になりしわとなります。
またここでも左右差が大きくなると口角のしわの長さが左右で異なってしまいます。
すなわち鼻から下顔面(顔の下3分の1)は噛み合わせがフレームとなって形態が確定します。
いくらおもての皮膚や中の脂肪、筋肉をいじってもフレームである噛み合わせを適切に保たないと計時変化で狂ってきてしまいます。
ですからまずは当医院にて咬合診断(噛み合わせのチェック)を受け噛み合わせが狂っていないか確認が先かと思います。
上の絵のように右2つのような状況になってしまっても当院での適切な診断に基づいた治療により左の絵のようなお顔に戻すことが可能です。
狂っていましたら噛み合わせを修正する治療を行ない適切な口輪筋の運動が出来るようにリハビリ期間待って鼻唇溝や口角のしわが好転するまで待ってから美容整形外科受診を検討されたほうがよろしいかと思います。
関連ブログはこちら→ 2011.8.8 口角炎と口元のしわ
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投稿日:2021年1月25日 カテゴリー:ブログ, 院長コラム