被せ物(前装冠)ができるまで ① 【 WAX-UP 編 】
宮田歯科池袋診療所です。
今回は被せ物 ( 前装冠 )ができるまでの工程を、密着させてもらいました👑
まずはこちら・・・歯型の模型です。
硬石膏で注いでいます。
①【 WAX-UP ワックスアップ 】
写真の赤丸で囲まれている物を支台歯と言うのですが・・・
その支台歯に溶かしたワックス( ロウのような材料 )を盛ったり、
削ったり、盛ったり、削ったして、
歯の形を作っていきます。
患者様個人個人のかみ合わせや、歯の形態、要望( 例えば・・・厚みを薄くして欲しい等 )を可能な限り盛り込んで、WAXで歯を作っていきます。
皆様ご存知かもしれませんが、歯科の詰め物も被せ物も入れ歯も、1つづつ全て手作りフルオーダーで技工士さんが作っているんですよ🦷✨😁
さてさて、こんな風に形が整いました。
拡大し、元の支台歯の状態と見比べてみます。
この被せ物は前装冠( 被せ物の表の部分が金属でなく白い被せ物🦷 )なので、今度は白い材質を置くスペースをつくります。
被せ物の表部分を削って形を整えます
↓ 違いが伝わりますか???
さらに表面を加工処理します。
こんな感じ。
表面に凹凸( ↓下の写真では白い粉がついている部分 )をつける事により、表面にのせる白い材質が外れづらくなります。
最後にスプルー線( 鋳造(ちゅうぞう)する時に、加熱し溶解した金属が通る道=湯道(ゆみち)になります )を取り付けます。
WAX-UP 終了です👏
長いので続きます ⇨⇨⇨
関連ブログ→ 2023.8.21 『 被せ物( 前装冠 )ができるまで ② 鋳造 編 』
関連ブログ→ 2023.10.4 『 被せ物( 前装冠 )ができるまで ③ 【 前装 編 』