被せ物( 前装冠 )ができるまで ② 【 鋳造 編 】
宮田歯科池袋診療所です。
『 被せ物( 前装冠 )ができるまで ① 』の投稿から少し時間が経ってしまいました💦
『 被せ物( 前装冠 )ができるまで ① 』では、被せ物を作る過程【 WAX-UP 】までを書きましたが・・・皆様見ていただけましたでしょうか???🫣
今回は少~しマニアックですよ・・・😎
②【 鋳造ちゅうぞう 】
鋳造では溶かした金属を流し込む型が必要となり、それを鋳型(いがた)と呼びます。
ちなみに鋳型には砂を使った『 砂型 』・石膏を使った『 石膏型 』・金属を使った『 金型 』などがあるそうですが、歯科では石膏鋳造(せっこうちゅうぞう)が一般です。
WAX-UPした歯を模型から外します。
ホーマーとくっつけて、
鋳造リングと内側にリング緩衝材を取り付け、
埋没材を流し入れます。
700℃の電気炉に入れ、焼成します。
焼成されるのを待ってる間に、金属を溶解します。
そして・・・焼成した鋳型に溶解した金属=溶湯(ようとう)を機械で流し込む!!!
今度は放冷します。鋳型の中央に見えているのが鋳造物です👀
鋳型から鋳造物埋没材を取り出すと、ジャン🎵
さらに薬液に入れて処理すると、ジャジャーン🎵
WAX-UPの状態と見比べてみます。
前回のブログであげた表面加工の為の白い粉は、こんな感じに鋳造されます✨
表面にしっかりと凹凸ができていますね😁
鋳造終了です👏
長いので、また続きます ⇨⇨⇨
関連ブログ→ 2023.7.4 『 被せ物( 前装冠 )ができるまで ① WAX-UP 編 』
関連ブログ→ 2023.10.4 『 被せ物( 前装冠 )ができるまで ③ 【 前装 編 』
投稿日:2023年8月21日 カテゴリー:ブログ, 症例紹介