咬合崩壊・咬合挙上治療
目次
歯の摩耗によって起きる問題点
毎日使う歯は、かみ合わせの面が徐々に削れてきます。
削れ方や削れるスピードは人によって異なりますが、中にはわずかな期間で1mm近く削れてしまう方もいます。
歯の頭の長さが10数mmほどしかないことを考えると、その10分の1近く高さが変わるということですから、違和感も大きく、顔の表情まで変わってしまいます。
削れて高さが減った歯で毎日生活していると顎関節に負担がかかってしまい、上下に詰まった状態になり様々な障害の原因となります。年を取ってくると口の周りにしわができたと感じになるのは、このせいでもあります。
また、口の中が狭くなることで呼吸等にも影響が生じます。
このように顎関節にゆがみの差が生じると影響は全身にも及んでしまうのです。
咬合崩壊(低位ゆがみ等)で出る全身症状は?
歯のかみ合わせの面が削れて高さが合わなくなると、次のような全身症状が出ます。
- 顎関節症、位置変化が元で起こる耳鳴りやめまい、偏頭痛、視力の低下等。
- 肩こりや肩周りの血行が悪くなることによる手のしびれ。
- 腰痛やヘルニア、脊椎幹狭窄症により車いす生活、要介護生活。
このような症状の発症を食い止めるためには、削れた部分の高さを補い、正常なかみ合わせを取り戻すことが必要です。
かみ合わせの面が削れて合わなくなっているにもかかわらず、削って合わせる歯科医院を選んでしまうと、顔の表情をさらに老化させてしまうため、高さを元に戻す治療を行う歯科医院を選ぶことが重要です。
咬合崩壊の改善方法は?(咬合拳上治療)
治療法には次の5種類があり、症状に応じて複数の治療法が組み合わされます。
- W冠テクニックによるブリッジを用いた治療。
- コーヌステクニックを使用した取り外し式ブリッジによる治療。
- コーヌス義歯の装着。
- インプラントによる義歯の装着。
- マグフィットを使用した義歯の装着。
これらの治療法の中には保険適用外のものもあり、歯科医院によって実績や保証内容が異なります。
咬合挙上治療を受けるなら、治療実績があり長期保証をしてくれる歯科医院で受けるのがおすすめです。