コーヌス義歯
目次
目次
宮田式コーヌス義歯とは?(宮田歯科アレンジタイプ)
当院オリジナルのコーヌス義歯システムは、1980年頃にスタートしました。
その当時から「見た目が優れている」「機能的にも良い」という理由から、入れ歯に変わる画期的な方法として採用されてきました。
コーヌス義歯とは、ドイツから入ってきた入れ歯のことで、コーヌスクローネとも呼ばれます。金属のバネを使用せず、茶筒の原理を利用した摩擦力で義歯を固定する方法です。
残せる歯に内冠を入れ、義歯と一体化した外観を被せていきます。摩擦力を利用して外冠を内冠に密着させるため、外れにくく自然な感覚で噛めるのが特徴です。
入れ歯同様取り外しが可能な上に、精密に作られているため茶筒と蓋のようにぴったりと収まり、汚れや食べかすが入りにくいので清潔に保つことができます。
一般的な義歯は、残っている歯にバネをひっかけて固定するため、横揺れが出ないようにバネの調節をします。
しかし、バネの調節がきつすぎても緩すぎても正常な歯や歯茎に影響があります。毎日使用しているうちにバネをかけられた歯が悪くなり、虫歯になったり抜けてしまったりすることも少なくありません。
その点、コーヌス義歯は、歯にかかる力がまっすぐ縦方向のため、自然な感覚で噛むことができ、内冠となっている歯への影響も少なくて済みます。
実は、当院で採用し始めた1980年頃、コーヌス義歯システムは日本中に広がりを見せていました。
しかし、「非常に高度な技術が必要」「作製できる歯科技工士が少ない」「作製するのに高額な費用が掛かる」という3の理由から、限られた歯科医院でしか扱うことができませんでした。
当院では、技術的な面もありますが、院内に常勤する技工士との綿密な連携により、精密で、費用を抑えたコーヌス義歯を提供しています。
30年の長きに渡り、多くの患者様が何10年と愛用できるコーヌス義歯を作製し、たくさんの喜びの声をいただいております。
コーヌス義歯のメリット
- 噛む能力が高く、クラスプ(バネ)が必要ないので見た目がとても良いです。
- 義歯にも関わらず、自身の歯に近い感覚で食事ができます。
- 義歯全体を小さくするため、装着した際の違和感が少ないです。
- 通常、義歯を製作した後に、該当箇所ではない歯がだめになった場合、義歯を再度作製する必要があります。
しかしコーヌス義歯の場合、修理で対応することができることが多いので、新たに作製する必要がありません。
また、当院は技工士が常勤しているため、その場で修理等の対応ができます。 - 非常にシンプルな構造となっているため、歯磨きがしやすく、虫歯、歯周病になりにくいです。
- 横揺れの力がなくなるため、土台となる歯の負担が軽くなり、ご自身の歯が長持ちします。
- 1本1本の歯にかかる力が分散され、歯に無理な力が掛からなくなります。そのため、歯が長持ちします。
- コーヌス義歯はほとんど動きません。なので、土台となる歯だけでなく、歯茎や顎の骨が大きく痩せることがありません。痛みや違和感が無く、よく噛めて、長い間使用できます。
手入れもしやすく、自分の残っている歯を長持ちさせることができるコーヌス義歯をぜひ一度ご検討ください。
※画像をクリックすると、拡大表示されます。
取り外し式です。保険外です。