技工室長我妻
こだわりの人、技工室長我妻
当院の大きな特徴のひとつとして、院内技工、というのが挙げられます。
技工室を併設する歯科医院は、それほど珍しくはありませんが、ひとつの技工所を超える大規模のものが併設されている歯科医院は、他に類をみない、といっても過言ではないでしょう。
今回、三田診療所院内に併設されている、弘進会宮田歯科三田技工室室長である我妻技工室長(以降Aと省略)にインタビューをしてまいりました。(インタビューアーを以降Gと省略)我妻さん、お願いします。
G 歯科技工士として、こだわりを持っていることはどんなことですか。
A 1番のこだわり…、製作する過程全てです。全てにおいて妥協しないことです。これではインタビューになりませんよね(笑)。
でも、本当に全てに気を抜かないことが大事だと考えています。つまり、製作するステップのどこか一箇所でも妥協すると、最後に製作物に現れてしまうんです。
例えば、宮田歯科では、製作を担当する歯科技工士が、模型を制作するところから責任を持って作業しています。そこでの妥協、ズレが、最後まで影響しますから。
そこから患者様の口に入る直前まで、基本的には担当の歯科技工士が、仕上げ、研磨までしています。
また、院内技工がからこそのこだわり、というのも数多くあります。
歯の色調や形態といった審美的な面や、清掃性や噛み合わせといった機能的な面をFace to Faceで聞くことが出来ます。Face to Faceと申しましたのは、歯の色、形というのは、隣の歯だけではなく、顔全体の調和、例えば丸い顔である、四角い顔であるとか、お話した時、笑った時にどれぐらい見えるのか、などはやはり直接拝見するのが一番だと思うからです。
また「来院回数を少なくして欲しい」や「明日までに補綴物を入れて欲しい」といった要望にも可能なかぎり対応出来るようにしています。
これはなかなか出来ることではありません。そして、ここからが歯科技工士としても真剣勝負です。
なにしろ、製作者自らが色、形を見て、患者様の要望を聞いてしまっているわけですから。外部への技工所へ発注せずに、院内の技工室で製作します。インプラント、義歯(チタン床、コバルトクロム床、ゴールド床)、コーヌス冠、ポーセレン(オールセラミック、ジルコニア)といった補綴物も院内で製作可能です。
一口腔単位、つまり患者様一人ごとに、同じ技工士が製作することにより、患者様の立場に立った補綴物を製作することが出来ます。保険の補綴物も勿論製作しています。
G 我妻さんが技工士になったきっかけをお聞きしました。
A 高校卒業後の進路として、手に職をつけるか、学業に進むか悩んでいたところ歯科技工士という職業を知り、医療に従事出来る仕事に魅かれて歯科技工士の道へ進みました。
技工士専門学校にて補綴の奥深さを知り、宮田歯科診療所にて歯科医療の面白さを実感しました。
G 歯科技工士になってよかったことは、どんなことですか
A 宮田歯科診療所は院内ラボなので、自分の製作した補綴物が患者さんの口腔内に装着した状態を自分の目で確認することができます。
また、患者さんから感謝の言葉を直接頂けることが、歯科技工士という仕事をやっていて何より嬉しいことですね。
G 歯科技工士ってどんな職業でしょう?
歯科技工士とは歯科において、補綴物(被せ物、入れ歯、インプラントの上部構造)を製作するプロフェッショナルの人達のことです。
宮田歯科診療所では診療所内に技工室を併設しており、診療所の補綴物は院内の技工室で製作しています(院内にある技工室を院内ラボともいいます)。
前理事長の宮田先生が技工士学校を卒業して歯科医師になった経緯から、補綴物に重点を置いた歯科医院作りを行ったので、他の歯科医院とは異なり、院内に技工室が存在します。
宮田歯科診療所に勤務している歯科技工士を育て、技工室並びに診療所を発展してきました。現在20年以上のキャリアを持つ歯科技工士で院内技工室が構成されています。
高い水準、高い意識で働いている技工士が製作している補綴物を入れてみませんか?
自分に合った補綴物を入れたいと思いませんか?
いつでも宮田歯科診療所にいらっしゃって下さい。もちろん、現在通院している方でもスタッフに相談してみて下さい。満足する歯をあなたの口へ。